「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との闘い~

まだ数年は続くと思っていた、愛猫「ぺい」との平凡な日常。
しかし、その後の誤診と突然の癌宣告...。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見た記録です。

二月十八日(日)

早速、動物用の歯磨きセットを買いに行った。ぺいの口内環境を少しでも良くなるようにして、赤くなった箇所を早く元の状態に戻してやりたかった。そして、歯磨きに初挑戦。ただ、猫が、大人しく歯磨きをさせてくれるはずがない。でも、高齢猫の口内メンテナンスとして、今後、覚悟を決めて、やってゆくしかないのだ。そこで、ぺいの体と頭を押さえて、口の中に犬猫用の歯ブラシを装着した私の指を入れてみた。当然、いきなり何事かと抵抗する。しかし、ここは心を鬼にして歯磨きをしなければならない。それで、何とか歯肉が赤くなっている左下顎側と、赤くなっている箇所だけは磨けた。それにしても、これから先、ぺいが歯磨きに慣れてくれて大人しく歯を磨かせてくれる気なんて全くしない。どうしょうかと思って、再びインターネットで色々検索してみると、歯磨きの効果が期待出来るペットフードがある事が分った。私は、食事の変更について、二週間後、病院に行った時、先生に相談してみようと思った。