「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との闘い~

まだ数年は続くと思っていた、愛猫「ぺい」との平凡な日常。
しかし、その後の誤診と突然の癌宣告...。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見た記録です。

二月二十二日(土)

あれから、五日程経過した。私は、ぺいの口の中の様子が気になっていたから、なるべく毎日チェックするようにしていた。すると、何となく少し赤くなっていた箇所が腫れてきたような気がした。そして、さらに七日目。明らかに腫れが大きくなっていると思った。早く、病院に連れてゆきたい。そう思った。でも、先生からは二週間後に様子を見させてほしいと言われている。あと、一週間。長い。そもそも、良性のエプーリスという検査結果だったし、何か取り返しのつかない性質のものではない。腫れものが出来ても時間が経過すれば自然に小さくなったりもする。そんな事も思ったので、もう少しだけ様子を見る事にした。ただ、翌日には、さらに腫れが大きくなった。これは、明らかに異常ではないだろうか?そう思ったので、もう、私は、居ても経ってもいられなかった。