「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との闘い~

まだ数年は続くと思っていた、愛猫「ぺい」との平凡な日常。
しかし、その後の誤診と突然の癌宣告...。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見た記録です。

三月四日(火)

先生から携帯に連絡が入った。内容は、A大学附属病院の方は、予約がいっぱいで手術は一か月半程、先になるという事。「どうされますか?T動物医療センターなら、そんなに待つ事なく見てもらえると思いますけど」という内容だった。少し回答を躊躇していたら、「とりあえず予約しておきましょうか?もしあれだったらキャンセル出来ますし」とのアドバイスがあった。私は、即答出来なかった。それで、「あっ、そうですか・・・。少し考えさせて下さい。また明日、こちらから電話します」と伝えて電話を切った。なぜ即答出来なかったのか?実は、昨夜から少し悩んでいた。それは、やはり決して安くない治療費をどうするかという事についてだ。正直、完全には踏ん切りがついていなかった。手術さえすれば、数年レベルで確実に延命させられる訳でもない。だから、もう少しだけ考える時間がほしかったのだ。前回の組織検査の結果は、四営業日後に分ったので、昨日の結果も、あと三日後ぐらいで分かるはずだ。そうすれば、癌かどうか白黒はっきりした状態で、今週末までには予約出来るはず。それまでには、費用面での踏ん切りもついている、つけようと思った。

 

それと、この日の夜、猫を扁平上皮癌で失った体験が綴られている本を注文した。これから先、ぺいは、どのような経過を辿ってしまうのだろうか?私は、どのような心境になるのだろうか?少しでも心に免疫力をつけておきたかった。

 f:id:pei0823:20151017190502j:plain f:id:pei0823:20151017190659j:plain