「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
事実を、感じた事を、ありのままに全て残すことにしました。

四月十日(木)

 再び放射線治療の日がやってきた。今回からは、当初の予定通り、母にぺいを連れて病院にいってもらうことにした。私も休暇を取ろうと思えば取れなくもない。だけど、さすがにこれ以上、ペットの事で会社を休む訳にはいかないからだ。それにしても、重いぺいを古希を超えた母に運んでもらうのは本当に申し訳ないと思った。しかし、お願いするしかない。そう言った訳で、早朝、母が私の家にやってきた。母は、二駅ほど離れた場所に住んでいる。でも、母の家は、駅から結構離れた場所にあるから、自転車で片道三十分程、時間をかけて来てくれた。行き帰りの自転車での往復、ぺいを連れて電車に乗ったり、坂道を上り下りしたり、そして、病院での応対など、正直、私でも結構疲れると思う。それを、古希を超えた母に、これから先、七回程お願いする予定だ。ぺいも私も本当に感謝で頭が下がる思いだ。

 そこで、私は、この一週間のぺいの様子を先生に正しく伝えたいと思って手紙を書いた。手紙には、まず、平時の時と比較した日々の食事量と、元気さの推移を数値化したものを書いた。そして、口からの食事は日々ちょっとだけ口をつける程度で、以前の二十分の一程度の量だという事、元気さについては、徐々に回復して、昨日は、入院前と、ほぼ同じぐらいに戻ったという事、そして、寝ている時に、何か痛みに耐えているような様子だったので、理由を教えてほしいという事も書いた。ちなみに、ぺいが痛みに耐えている様子は、録画して、それをUSBメモリに収めて、手紙と一緒に持参してもらう事にした。

 そうして、母と別れ、私は、仕事中、放射線治療が何とか実施される事を祈り続けた。なぜなら、三月十八日の手術の時に放射線治療をして以来、もう二十三日も経過しているからだ。今までの扁平上皮癌の進行スピードを考えると、この期間で、結構、癌が進行してしまったような気がして仕方がなかった。

 仕事を終えて帰宅してみると、私の書いた手紙が部屋の中に置いてあった。その手紙を手にしてみると、余白部分に、「放射線治療は予定通り実施させて頂きました」「抜糸しました」と書かれてある。これは、先生が書いてくれたものだ。ひとまず、放射線治療の二回目を終え、手術の傷口も順調に治って抜糸する事も出来たみたいだ。良かった。私は、早速、母にお礼の電話をする事にした。すると、先生からの伝言として、録画した様子だけでは診断は出来ないので、その原因や、癌の経過判断なども含めて、次回、来院の際にCTスキャンを推奨したいと仰られていた事、また、今後の放射線治療は、毎週一回木曜日になったという事を聞いた。

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