「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

五月一日(木)

 五回目の放射線治療日。今日から五月だ。四月の桜の光景のカレンダーを捲ると五月の新緑のカレンダーが目に飛び込んできた。ぺいと私が、いつも一緒に過ごしている部屋にあるカレンダー。過ぎ去った月のカレンダーを捲って新たな月のカレンダーを目にした時の喜び、月という単位で命を繋げたことの重み、そして、来年のカレンダーを捲る時にも一緒にいたいと思う希望、そんな色々な気持ちがカレンターを捲る時、複雑に絡み合う。でも、きっと、それは、ぺいと一緒にカレンダーを捲っているからなのだと思う。ぺいと一緒に年を越したい。来年のカレンダーだって、ぺいと一緒に捲りたい。心からそう思った。

 ところでぺいの様子は、引き続き元気が良い。そして、癌になる前と同じ状態を、二週間ほど前からキープしている。食事だって、以前と変わらない量を口から食べてくれるようになった。それと、少し様子を見ることにしていた口の中の違和感を取り除こうとする事もなくなった。ぺいも長い間の苦痛から解放されて本当に幸せそうだ。そんな様子を見れた事が凄く嬉しい。頭にとある言葉が浮かんだ。「順風満帆」。いい言葉だ。きっと、順風満帆とはこういう事をいうのだろう。本当に手術をして良かった。心の底からそう思えた。きっと、口の方は、放射線治療で癌細胞が芽のうちにやっつけていけば大丈夫だろう。残る懸念は肺への癌転移の可能性だけだと思った。今週は、そんな感じだったので、この日の通院では、特に手紙に書く事はなかった。病院に連れて行ってくれる母には、「順調で何も問題ないです」とだけ先生に言ってほしいと伝えた。