「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

六月二十二日(日)

 夜、ぺいは、いつものようにベッドの上で寝ている。そして、二十一時を過ぎた頃、すくっと起き上ってベッドから下りた。すると、寝ていた場所に何か見慣れないものが落ちている。何だろう?私は、身体を動かして目を近づけてみた。歯?ぺいの歯だ!あの唯一残っていた右側の前歯。ついに、あの手前に傾いていた歯が抜けてしまった。でも、歯といっても想像以上に大きかった。なぜなら、歯根を取り囲む組織も一緒に歯にくっついて根元から抜けてしまったからだ。私は、いつかこんな日がくる事と思ってはいた。だけど、やっぱり、抜けた歯を見てショックだった。少しずつだけど紛れもなく悪いことが確実に進行しているのか?私は、抜けた歯の臭いを少し嗅いでみた。もうこれは超絶するレベルの臭さ。めちゃくちゃ臭い。腐敗した細胞が歯に一緒にくっついている。でも、口自体には特に大きな異常は感じられない。あくまで歯が抜けただけという感じ。しかし、もうあの最後の通院からもう一か月。既に、余命宣告の最短の時期を経過するかしないかの時期。それなのに、また、再び、癌の腫瘍が口の中で大きくなっているような様子もない。歯は、そもそもグラグラしていたから、前歯一本が抜けるぐらいなら仕方ない。この先、どうなってゆくのだろう。先生は、最長でも三か月と言っていた。もしそうだとすると、あと二か月しかない。あと二か月なんて本当にあり得るのか?とても信じられない。 

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