七月一日(火)
この日も私が寝ようと準備を始めると、ぺいは、昨日と同じ足元側のベッドの端で寝始めた。寝る場所、変えたのかな?ずっと、一緒に寝てきたのに・・・。本当なら私と一緒に寝たいはずなのに・・・。私の顔の近くで寝ると迷惑を掛けるという事に、気付いたように思えた。きっと、ぺい自身は、自分が放つ臭いの事なんて分からないだろう。でも、ここ数日、いつも背を向けられて、何だか嫌がられているように感じたのかもしれない。ぺいは、自分の気持ちだけでなく、私の気持ちも大切にしてくれる。例えば、お腹が減っていても、私が寝ていれば起こさないで、そっとしておいてくれる。自分の気持ちよりも私の気持ちの方を大切にしてくれる。そんなぺい。ぺいは、本当にかわいいよ。夜、一緒に寝られなくてさびしいよな。もっと、もっと、いつまでも大切にしてやるからな・・・。ありがとうな・・・。あらためて強くそう思った。そして、そんな事を胸に抱きながら、私は、眠りについた。