「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

七月九日(水)

 なぜか急にトイレの回数が多くなってきた。普段と比べると十倍近い。回数が多い分、一度に出る糞尿の量は十分の一程度。便は軟便気味だ。癌が本格的に痛みだして、少しの便意や尿意にも耐える余裕さえないのだろうか?さっぽり分からない。そして、糞尿した後に砂を掛けるという事も、糞尿の回数が多くなるにつれてしなくなった。どうしてしなくなったのか?面倒になったのだろうか?だとすれば、どうして面倒になったのだろうか?私は、そもそも猫の砂掛けという行為は、どういう状況であろうとも行う本能的なものだとばかり思っていた。だけど、そうではなかったという事になる。だとすれば、猫だって、なおさら人間と変わらない。猫は、言葉は話せないし、人とは、姿形も違う。でも、違いと言えば、それぐらいだけ。そんな事をあらためて思う。そして、そう思うと、今更ながら、益々、愛おしさが膨らんでゆく。

 それにしても、あと何回、ぺいの糞尿の世話を出来るのだろう?ぺいには、いつも綺麗なトイレを使っていてほしい。もちろん、何度も糞尿の片付けをする必要がある。でも、苦労だなんて微塵も思わない。ぺいの糞尿の片付けが出来る事が、ぺいの世話を出来る事が、かけがえのない事でもあるし、本当に心の底から嬉しい。