「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

七月十七日(木)

 寝るとき以外の時間に、窓を常に開けっ放しにしていると、蛾とハエが入ってくるようになった。蛾は、日常生活では全く見慣れない。だから、初めて蛾が部屋の中に入ってきた時には、一体どこから?と不思議だった。ちなみに最初に部屋の中に入ってきたのは蛾だった。個人的に、腐敗したものにハエが寄ってくるのは良く知っていた。でも、まさか蛾まで寄ってくるとは思わなかった。このところ何度となく蛾が部屋に入ってくるようになったから、そう言えばという感じで気づいた。蛾にせよハエにせよ残飯などの腐敗物に集まっているのであれば、特に何も感じない。でも、今は、ぺいの不幸を喜ぶかのように部屋に入ってくるように思えてならない。私は、そんな蛾やハエが凄く憎たらしくて仕方なかった。でも、ぺいは、見慣れない珍客の蛾やハエを、無邪気に追いかけ回している。きっと、ぺいは、部屋に出没している蛾やハエが、まさか自分の腐敗臭のせいだとは思ってないだろう。いや、もしかしたら私と同じ気持ちで憎たらしくて追いかけ回しているのかもしれない。私は、正直、何とも言い難い気持ちで、とにかく蛾やハエを、ぺいと一緒に追い払った。