「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との闘い~

まだ数年は続くと思っていた、愛猫「ぺい」との平凡な日常。
しかし、その後の誤診と突然の癌宣告...。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見た記録です。

七月二十六日(土)

ついに、下顎の左側は、全て腐敗で消失してしまった。右側は、左側に比べれば進行は遅いけど八割ほど消失している。それと、ぺいが寝ているときに口の中を見てみると、右側に何か白い棒状のものが突き出ている事が分った。いったいなんだろう?パッと見ただけだと全く分らない。そこで、一旦、写真や動画を撮ってみて、後から拡大等して、じっくり良く見て考えてみる事にした。しかし、結局、一体何なのか分らない。

 

 それにしても、舌の左側は、完全に舌の根元が露出している。この先、舌は、どうなってしまうのか?さらに舌の根元に癌が浸潤してゆくと舌が抜けてしまうのか?本当に想像することすら恐ろしい。もし、そんな事になったら生きていられるのか?正直、そんな事を考えだしたら気が狂いそうだ。現時点で、舌は、まだ下顎が少し残っているから、かろうじて寝ている時は水平を保っている。でも、歩いている時は、少し下方に垂れてくる。そして、常に空気に晒されている舌は粘膜がなくなって黒ずんできている。本当に痛々しい。死ぬほどかわいいぺいがこんな事に・・・。ぺいは、どれほど辛いのだろう。本当にかわいそうでならない。もし、自分が同じことになったらと思うと少し考えただけでも想像を絶する。そして、辛くて発狂してしまうはずだ。顎や舌は、目に見える場所だし、なおさら、自分自身の出来事のように想像出来てしまう。かわいいぺいの苦しみを想像するだけで、本当に精神的におかしくなりそうだ。

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