「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

八月一日(金)

 無情にも日に日に下顎の腐敗が進んでいる。もう、ほとんど喉にまで達してきている。もし、このまま腐敗が止まらなかったら舌が根本から抜けてしまうのか?もし、舌が抜けてしまったら生きてゆけるのか?舌がなくなってしまったら、完全に気道に湿りっ気のない空気がストレートに入ってしまうだろう。今だって殆どそんな状態だけど。でも、なおさら辛くなるに違いない。いずれにせよ、そんな事になれば、感染症のリスクだって、さらに高くなる。そもそも、どうして癌なのに手術前みたいに大きくならないで腐敗するのか?私は、ふと疑問に感じたのでインターネットで調べてみた。すると、癌が大きくなり過ぎると、まず、癌細胞に至るまでに存在する途中の癌細胞が血液の流れを阻害してしまって、先端の癌細胞にまで血液が流れなくなる。それで、血液という栄養分を得られなくなった先端の癌細胞から死んでしまうという事が分かった。先端の癌細胞が死ぬ時、出来る事なら癌細胞だけ死んでくれれば良いけど、その近辺に存在している普通の細胞にも血液が流れなくなるから、普通の細胞も道連れに死んでしまうらしい。そして、その死んだ細胞たちが腐敗してゆく。癌細胞は、無秩序に増え続けて、増え続けたら今度は自らも自滅してゆくという究極の無秩序さを演じる。そして、関係のない正常な細胞も道連れにしてゆく。あり得ない。酷い。酷すぎる。でも、考えてみれば、そんな癌細胞も何かの細菌みたいに突然外部からやって来たものではない。元々、自分の細胞であったものが変化したもの。ある意味、自業自得なのか?仕方ないのか?でも、そうだとしたら、なおさら余計悲しいではないか!どんなに心の意思は生き続けたくても、身体の細胞は、心の意思に反して死へと突き進んでゆく。そういえば、癌の発生というものは、哺乳類の宿命だとテレビで見た記憶がある。癌が発生しない生物もいるという事だった。癌の発生は、哺乳類が進化の過程で、哺乳類としてのメリットを享受するために生じたデメリットという内容だったと思う。もしそうなのだとしても、癌は、元々悪くない健康な器官までも破壊してゆく。この本当に憎い癌を、どうにかしてほしい。