「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

八月十一日(月)

 朝、起きると部屋の床に長さ一センチぐらいの小さな糞が落ちていた。ぺいの糞だ。深夜、動くのも辛くてトイレに行けなかったのだろう。固形の糞だったので臭いもなくて幸いだった。それにしても、部屋に糞をするなんて初めてだ。ぺいは飼い始めた日から何も教えてないのに、きちんと砂場でトイレをする賢い猫だった。そんなぺいが部屋で糞をする。余程の事だと思った。もちろんぺいを叱る事などしない。淡々と糞をティッシュで摘んで捨てた。正直、私は、ぺいの事なら下の世話だって面倒を見れる事が嬉しかった。そういえば、深夜、ぺいは、いつもならベッドの上でずっと寝ているのに、昨晩は、何度か起きてベッドから下りたり上がったりしていたようだ。最近、ぺいの事が気になって眠りが浅くなりがちだ。そんな事を思いながら、朝、身支度を整えて外出した。

 そして、仕事を終えて帰宅してみると、またしても、ぺいが横たわっていたであろう場所に蛆虫が二匹いた。前回と同じで、床と口が接していた場所だ。一匹は乾燥して死にかけている。もう一匹は、元気はないものの少しクネクネ動いている。数日前にも捕獲したから計三匹。蛆虫は、一体、どこから湧いてきているのだろう?本当に不思議に思えた。少し周りを見渡しても全く見当がつかない。私は、ひとまず以前と同じようにティシュで蛆虫を摘んでトイレに流した。