「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

八月十六日(土)

今日は休日。昨日、とにかく、今日は一日中、家にいて、ぺいと同じ空間で同じ時間を少しでも多く過ごしたいと思った。もちろん、この数か月、いつも同じように思ってきたけど、今まで以上に、一分一秒でも多く一緒に過ごしたいと思ったのだ。もう奇跡は起きない。容態は悪くなる一方だ。でも、何もしてやれない自分がいる。癌の痛みに堪えているのに、むやみに名前を呼んだりすれば負担になるに違いない。撫でたりしても負担になるだろう。テレビの音はうるさく感じるに違いない。だから余程の事がない限りテレビは見ない事にした。もし見ても何とか聴こえるぐらいの小さい音量で見た。食事だって、今までと変わりない量を胃に強制的に注入されたら負担になるに違いない。だから、朝と夜、注入量は、合わせてシリンジ二本弱に留めるようにした。一時期、五~六本分を注入していた頃もあったから三分の一程度まで減らす事になる。今の私に苦しそうなぺいにしてやれる事といえば、これぐらいの事しかない。とにかく一緒に過ごせる時間は、一秒一秒が二度とない私にとって一番大切なもの。この日は、一週間ぶりの休日、一日中、ぺいと一緒に過ごせて心の底から嬉しかった。ぺいも同じ気持ちでいてくれたら嬉しい。