「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

四月三日(木)

 今日は二回目の放射線治療日だ。病院を退院してから八日経った。この一週間、口からの食事は、基本的に全く食べなかった。退院前には食事をしたという事を聞いていたのに、退院後は、以前の食事量を百だとすると、良く食べた時でも三ぐらいで、特に、三月の二十八日から三十一日までの四日間は全く口にしなかった。そして、元気もなかった。特に前述の四日間は、ほぼ四六時中、なぜか、レンジの上で目を閉じて何かの苦みにじっと耐えている感じだった。とにかく、元気がなくて食事もしない日が、退院後五日間ほど続いた。それでも、四月に入ると少しずつ元気を取り戻してきた。しかし、相変わらず食事は全くといって良いほど口にしていない。退院後は、そういった感じだった。

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 そして、そんなぺいを連れて病院に到着した。今日は、退院後、初めての放射線治療になるという事と、先生に質問したい事もあったので、仕事は休暇を取った。名前を呼ばれたので、まずは、先生に退院後の様子について話した。そして、なるべく詳細に、食事の量や元気さ、それらの変化について伝えた。すると、そういった調子ならば、放射線治療は一週間先送りした方が良いという話になった。なぜなら、いつもの状態に程遠い状態で、全身麻酔を必要とする放射線治療を行うというのは、体への負担を考えると無理だという判断だ。私は、今日放射線治療をしておかないと、口の中に残っていると思われる癌細胞が大きくなってしまうのでは?と、質問してみた。すると、そのリスクよりも、今日放射線治療をすることのリスクの方が大きいとの説明。わざわざ会社を休んだのに治療の一つも出来ずに帰るのか・・・。私は、少し諦めきれなかったので、今一度先生にお願いしてみた。すると、体力が落ちている時に無理に全身麻酔をすると死んでしまうとの事。そうか、それならば仕方がない。

 それと、手術の際に細胞を採取して組織病理検査も実施すると聞いていたのだけど、今日、その結果が出ているとの事で生検報告書というものを受け取って説明を聞いた。特に重要なポイントは、口内とその奥、二か所のリンパの状況の検査結果だった。まず、口内リンパには転移していたとの事。そして、もう一つの奥のリンパへは転移していなかったとの説明を聞いた。もし、奥のリンパに転移していたら全身への転移が確実だという説明を事前に聞いていたので少し安心出来た。そういった訳で、引き続き、肺へ癌が転移しているかどうかについては、定期的にCTスキャンに写る白い影の経過を観察してゆくという事になった。

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 そして、最後に聞きたい事があったので質問した。食事を殆ど食べない理由として考えられるのは、食事を口にした途端に口の奥の方から涎が大量に出てきて食べ物を口の奥に運べないという事と、それは、何やら口の奥の皮膚が少し風船のように膨れている箇所があるのが原因になっているのではないかという事についてだ。すると、それは、唾液腺障害であるとの事。手術の影響で上手く唾液腺が処理出来なくなるケースがあるそうだ。ただ、自然回復の可能性があるので暫く様子を見てみましょうという説明があった。しかし、もし、様子を見ても改善されない場合には再手術が必要で、費用は、癌の手術の時と同額程度と入院期間が必要になるとの事。私は、それを聞いて、若干立ち眩みしそうになった。とにかく、自然に回復する事、心配が杞憂に終わる事を祈るしかない。

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