「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との闘い~

とある日、愛猫の「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
今、癌と向き合っている、今まで癌と向き合ってきた...。
そんな周囲の方々に、お届け出来ると幸いです。

プロローグ ~愛するぺいに捧ぐ~

 「ぺい、ごめんな」「ぺいちゃん、ごめんな」・・・。

  「本当に本当に、苦しい思いをさせてごめんな」「大好きなぺいちゃんの命を強制的に絶つなんて事、どうしても出来なかったんだよ」「ごめんな、ぺいちゃん」「ぺいちゃん」「生き返ってくれ」「もう少し一緒に居てくれよ」「ぺいちゃん」

  いくら悲しんだって、いくら望んでも、もう、ぺいは戻ってこない・・・ぺいちゃんは・・・。

 「ぺいちゃん、どうしたら良い?」「なぁ?ぺいちゃん?」

 

 二〇一四年、私は、十一年と少し生きた「ぺい」と命名した最愛の猫を癌で失いました。私には、子供がいません。でも、我が子を失った時と、全く変わらない深く長い悲しみを経験したと思います。そして、その後、生きるという事の意味や価値、また、死後の事などについて、本当に真剣に考える機会がありました。

 人と猫、姿容は違っていても、たくさんの愛情を人間から注いでもらった一匹の猫が、この世に存在していました。そして、痛みに耐えながらも、最期まで精一杯生きたという事実を少しでも多くの人に知ってもらいたい・・・、そんな思いを抱いた人間が一人存在しました。

 私は、ぺいの事が、いつまでも大好きです。だから、ぺいとの思い出を永遠に残しておきたい。そうすれば、それこそが、本当に最後に届けられる愛情にもなるし、この世に生まれてきてくれて、「ありがとう」という気持ちを永遠に届けられると思ったのです。そして、もし、これから先、私の残した記録が誰かの心に何か一つでも届いてくれたなら、この上なく嬉しく思います。もちろん、ぺいだって、虹の橋のたもとで尻尾を振って喜んでくれているはずです。私は、それが、何よりも嬉しいのです。ぺいちゃん、本当にありがとう!

 

二〇一五年九月五日

  

【一周忌の時(二〇一五年八月二十三日)】

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