「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との闘い~

まだ数年は続くと思っていた、愛猫「ぺい」との平凡な日常。
しかし、その後の誤診と突然の癌宣告...。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見た記録です。

五月二十六日(月)

退院後、食事の量は、徐々に回復したけど、それでも歯を含む顎の半分を失った影響で食べ物を口の中に運びにくくなっている。そういった事も影響しているのだろう。元気な頃と比べると微妙に食事の量が減っている。そこで、退院後は、口からの食事を十分に終えてから、ある程度時間をおいて補助的にシリンジに療法食を詰めて、食事の不足分を胃瘻チューブに流し込んでいる。今までは、病院に通院していたので、病院で購入した療法食があったけど、その療法食の缶詰が少なくなってきたのでインターネットで六缶だけ注文した。それにしても、先生からは余命を宣告されているけど、ぺいの様子を見ていると全く実感が湧かない。先生の余命宣告にしても、世の中、百パーセント絶対もありえない。もしかしたら、これから先、奇跡的に回復して口からも元気に食事をするようになるかもしれない。そうしたら療法食の缶詰なんて買う必要がなくなる。私は、そんな事を心に抱きながら注文ボタンをクリックした。

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