「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との闘い~

まだ数年は続くと思っていた、愛猫「ぺい」との平凡な日常。
しかし、その後の誤診と突然の癌宣告...。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見た記録です。

七月十三日(日)

我が家には、以前から空気清浄器が二台あって、それらを二十四時間、作動させている。それでも、下顎の腐敗が進むにつれて、何とも言い難い臭いが部屋中に充満してきた。私は、設置型の大きい消臭剤を四つ買ってきて、部屋の中に万遍なく置いた。もちろん、寝る以外の時間は、窓は開けっ放しにして、全ての換気扇を回し放しにして、極力部屋に臭いがこもらないようにした。もちろん、外出する時にも同じ状態のままで外出した。ただ、ここまで対策を行っても帰宅して玄関のドアを開けると、途端に腐敗臭を感じるまでになってきた。私は、昔から鼻の調子が悪い。だから、はっきり言って臭いには凄く鈍感だ。それなのに、臭いを強烈に感じる。これは、絶対に部屋の中にある衣類にも臭いが染み付くと思ったので、特に臭いがつくと困るスーツは、天候が雨でない限り、昼も夜もベランダの物干し竿に掛けるようにした。

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