「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
ありのままの事実を、感じた事を全て残しておくことにしました。

七月二十一日(月)

ぺいが食事をする場所には、姿見用の鏡が置いてある。だから、食事をする時、鏡に映るのは自分の姿だという事、そして、鏡に映るのは、自分の後方の景色だという事を良く分っている。鏡越しに私の様子を観察するという事も良くあった。ぺいは、今、癌になり自分自身の変化する姿を鏡に映している。どんな気持ちで見ているのだろうか?

 

ところで、猫は、綺麗好きだ。暇さえあれば舌を使って自分の体を舐める。でも、今のぺいは、舌を全く動かせない。だから、ぺいの身体を綺麗にしてあげられるのは私になる。特に、顔の周囲には涎などが付着する。しかも、目元には、汚れた涙が固まった目ヤニまで付着するようになった。その目ヤニは、固まると凄く固い。だから、水に湿らす程度では取れない。もちろん、固まる前であれば問題ないけど、直ぐに乾燥して固まってしまう。一旦、固まると、簡単に取れなくなるから、結局、最終的には、爪で剥がすしかない。でも、その時には、ぺいに極力痛みを感じさせないように上手に剥がしてゆく。当然、猫だから、剥がす時、じっとしてくれない。だから、タイミングを見計らって、無理をしないように少しずつ剥がしてゆく。とにかく、決して無理をしない事を第一優先にしたかったから、結局、目ヤニを剥がし終わるまでに三日も掛った。