「神様からの贈り物」

~扁平上皮癌との戦い~

2014年3月 愛猫「ぺい」に、突然、癌が宣告されました。
それでも、再び元気になれる奇跡を一緒に夢見て頑張った記録です。
事実を、感じた事を、ありのままに全て残すことにしました。

六月十九日(木)

 療法食の缶詰が残り少なくなってきたので、追加注文することにした。それというのも、退院後、暫くは、口からの食事を補う目的で療法食を使用してきたけど、数日前から口から全く食事が出来なくなってしまった。肉もダメ、魚もダメ、どんなに好物を与えても、またたびを振りかけても、ペット用に売られている流動食を与えても、とにかく全然食べてくれない。ペット用ではない人間が食べるカニカマなんて本当に大好物だったというのに・・・。本当は食べたくて食べたくて仕方ないんだろう。でも、食べれないに違いない。私は、それでも、毎日、朝と夜、今まで通り、食器の中に食べ物を入れ続けている。結局、全然食べなくて全部捨てる事が続いたので、与える量は徐々に減らしている。だけど、ぺいは、食べれなくても、朝と夜は食器のところへやってくる。それなのに、そんな気持ちを無視して何も与えないというのは、ぺいを余計に悲しませるように思えた。食べれない?あっそう!って感じで、簡単に見切ってしまうとぺいを絶対に悲しませてしまう。本当は、食べたいのに癌で食べれない。そんな悲しみを、私が、増幅させてしまう事なんて絶対に出来ない。

 そんな訳で、今日も、食事を与えると、食べる事の出来ない食事をずっと見つめている。癌になる前、元気な頃は、本当に食欲旺盛だった。まず最初にぺいに食事を与える。その後に、私が食事を始めると、ぺいは、自分の食事を中断して私のところにやってくる。そして、じっと、私が何を食べ始めるのかを観察して、少しでも興味をそそられるものだったら、食事をする私の手を右の前脚で抑えて俺にもよこせってしてきた。それほどの食いしん坊だった。なのに、今は、食欲はあっても食べることが出来ない。どんな気持ちで食べ物を見つめているんだろう。食べたくても食べれなくて辛いに違いない。

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